エアコンを買い換えしようかと考えてはいるけど、あまりに種類が多いからカタログ集めたり調査したりするのが億劫になってる方はいませんか?
こんにちは。この記事を書いているやとわれてんちょと申します。
「エアコンは壊れたから買い替える」という方がほとんどです。事前に故障を予測するのは無理なので、つまりほとんどの方が突然必要になって購入を検討することになるんです。
だから予備知識とか事前検討などの時間が取れずに困るんですよね。
僕もよく相談を受けますが、急な出費だから「なるべく安いやつで!」となるのは仕方ないとは思います。
ただ、エアコンはシリーズのグレードによっては性能はもちろん将来コストにも大きく差が出ます。
少しだけ踏み込んで価格・性能・コストを比較して「自分にあったモデルはどれか」というような選び方がいいかなと思います。
エアコン買い換えたいけど難しい機能とか性能を言われても
わからないんですよ。とりあえずちゃんと冷房と暖房が効けば
いいので何かいいのないですか?
わかります!エアコンは家電の中でも特に選び方が難しいですからね。
シンプル低価格モデルと人気売れ筋モデルもわかりやすく紹介するので
どちらが好みか選んでくださいね。
この「とりあえずちゃんと冷房と暖房が効けばいい」というフレーズはかなりの頻度で聞きます。
ただし、「ちゃんと」というのが難しいんですね。使用条件などよく調べずに格安モデルを選んでもなかなか部屋の温度調整がうまくいかずストレスが溜まったり、フィルタ掃除の手間が面倒になり電気代上昇やエアコン効率低下になってしまったり。
エアコン買い替えのピークシーズンの6月7月だからこそちゃんとエアコンを選んで生活満足度を上げましょう!
毎年6月7月はエアコンの年間最大ピークです。工事日の順番待ちも長くなる傾向があります。
この時期はエアコンは売り場を拡張しているお店も多いと思います。だけどエアコンは売場に並んでいてもほとんど同じ見た目だから区別するのが難しいと思います。
プライスも機能表も数多く貼ってあって何がなんだかわからない!とおっしゃる方も多いです。
そこで今回は数あるエアコンメーカさんの中から日立の白くまくんシリーズを選んで紹介します。
日立エアコンといえば白くまくんという愛称でずっと呼ばれてますね。調べてみると日立は1959年ごろから白くまをシンボルマークにしてます。当時は今みたいなマスコット描写じゃなくリアルな姿だったみたいです。
ともあれ日立白くまくんシリーズは現在の主力エアコンメーカのひとつ。特にオリジナル機能の「凍結洗浄」が有名です。
もし、エアコン選びでいきなり特定のメーカや機種を選ぶのではなく
「エアコンの選び方がわからないからもっと基本的な知識が欲しい」という方は基本的な選び方とか価格と電気代のバランスなどを紹介した別の記事があるのでこちら↓も参考にしてください!
【家計節約】エアコン購入する7割の人が知らない電気代の事実と価格バランスを現役店長が解説。選び方の大前提今回のこの記事は
- エアコンを購入検討しているけど価格の違いがわからない
- 国内メーカで主力の特徴を知りたい
- 日立白くまくんシリーズは選択肢の一つだよね
- 種類と情報が多すぎるから代表的な3つくらいに絞って欲しい
- カタログを全部読んでる余裕がないから大事なとこだけ知りたい
と考えている方に向けて、「日立白くまくんシリーズ」から3種類調査しました。
これらの中から特に主力で売れている上位モデル「Xシリーズ」、中堅モデル「Wシリーズ」、格安モデル「Dシリーズ」の3つに絞って紹介します。他のモデルもいい機種なのですが、実際に売れ筋上位で
特徴がわかりやすくて比較しやすいっていう意味での3シリーズです。
もし性能比較は充分なので価格を知りたいという方はこの下の目次から
まで飛ばしてください
白くまくん性能比較(Xシリーズ、Wシリーズ、Dシリーズ)
2022年日立エアコンの性能比較一覧です。
今回紹介するはこの中の上位モデルX、中堅W、格安Dシリーズです。
とても長いのでざっと見るだけで大丈夫です。
このあとに大事な部分を比較紹介しますね。
日立公式ホームページより引用 白くまくん性能比較表
これは、なんだかたくさん書いてあるけど
どこを見たらいいの?
覚えないとダメですか?
大丈夫です。全部覚えなくても
特に大事な機能と白くまくんの特徴に絞って解説しますね。
大事なのは自分がいいなと思う機能と予算のバランスです。
凍結洗浄の違い(白くまくんの大きな魅力)
日立エアコン白くまくんの大きな特徴としては「凍結洗浄」ですね。
カタログのトップにも、性能比較のトップにも真っ先に「凍結洗浄」が掲載されてます。
それだけアピールしたい性能ってことですね。この凍結洗浄というのがどんな機能かというと・・・
「内部を凍らせ一気に溶かしホコリやカビを洗い流す」機能です。
実はこの凍結洗浄は日立エアコンのオリジナル機能ですが誕生したのは2018年モデルからなんです。かなり最近のモデルからしか搭載されてないってことですね。それでも日立のトップアピールになっているあたり、相当な力の入れようを感じます。
また、2022年モデルからは室内機だけでなく室外機にも凍結洗浄が搭載されたので去年モデルよりもさらに進化しています。
上位モデルと中堅モデル以下では凍結洗浄という名前は同じでも少し性能が違いますので簡単に解説します。
- 上位モデルXシリーズ・・・凍結洗浄ヒートプラス
- 中堅Wシリーズ・・・凍結洗浄standard
- 格安Dシリーズ・・・凍結洗浄light
凍結洗浄ヒートプラス Xシリーズ
まずは上位モデルXに搭載されている「凍結洗浄ヒートプラス」です。
上位モデルというだけあって最上級の内部洗浄能力ですね。これは世の中の数ある上位モデルエアコンのなかでもトップクラスの洗浄能力と言っていいでしょう。
加熱するだけじゃなく、イオンを吹き付けるだけでもなく、凍らせて油やゴミをキャッチしてから一気に洗い流すという一連の流れで強力に内部洗浄する機能です。
「国内唯一」とアピールしてますね。この凍結洗浄の機能で特許17件取得しているそうです。
もともと日立に限らずエアコンが汚れる最大ポイントはフィルタと熱交換器、あとはファンと排水トレーです。
そこで世の中のエアコンのうち中堅以上のモデルには大体フィルタ掃除機能が搭載されてます。
それでも熱交換器まで洗浄できるエアコンは数少ないです。
実は他のメーカでも「熱交換器についた水分で洗う」という似たような動きをするモデルがあるにはあるんですが、日立の凍結洗浄はわざと霜を発生させてから一気に溶かして水洗いするということに特化してるので効果が段違いです。
内部加熱、イオン放出でのカビ抑制、水洗い、だけでなく排水トレーまで定期的に洗浄するのはかなり珍しいです。
総合的に見て日立Xシリーズは内部洗浄力においてはやはりトップクラスだと思います。
このXシリーズに搭載されている凍結洗浄ヒートプラスは今年モデルから搭載なので、2021年以前のXシリーズには搭載されていません。進化ポイントです。
凍結洗浄の共通機能 Wシリーズ、Dシリーズ
通常の凍結洗浄には加熱して油分を浮かす工程がありません。凍らせてから一気に溶かすという工程は同じです。
格安モデルのDシリーズにも凍結洗浄が搭載されているのはすごいですね。
また、2022年モデルからはこの凍結洗浄が全シリーズ室外機にも搭載されました。
ここでも国内唯一とありますね。特にベランダなどでホコリが溜まりやすいような配置だと目詰まりしたりするので防止する効果が期待できます。
シリーズごとの凍結洗浄の違いまとめ
- Xシリーズ・・・凍結洗浄(ヒートプラス)、不在時に自動洗浄、タイマーで洗浄、手動洗浄、イオンで除菌、排水トレー洗浄、室外機も凍結洗浄
- Wシリーズ・・・凍結洗浄(standard)、不在時に自動洗浄、タイマーで洗浄、手動洗浄、室外機も洗浄
- Dシリーズ・・・凍結洗浄(light)、自動洗浄、手動洗浄
なんとなくXシリーズという上位モデルが洗浄力すごいっていう
のはわかりました。ウチは冬でも1度未満にはなかなかならないから
凍結洗浄を活かせるかな?
そうですね。台所には換気扇が付いてると思いますが
それでも少しずつは調理中の油分がエアコンに吸い込まれてることが多いので
内部に付着してたりするんです。
その油分をとろうと思ったら加熱して浮かせてから一気に
水洗いするのは効果的ですね。
フィルタ掃除機能の違い、清潔機能の違い(日立オリジナル機能も)
では次はエアコン掃除の手間を軽減する自動お掃除機能などの比較です。やっぱり自動お掃除機能があるとメンテナンスの手間が随分楽になります。ここでも各メーカごとにいろんな工夫を凝らしてますが、少しずつやっている内容が違ったり独自機能だったりします。
よくある価格比較サイトだと自動お掃除◯とか✖️と表記されますが、そう単純なものでもないんですね。
フィルタ自動お掃除機能 Xシリーズ、Wシリーズ
フィルタ掃除機能は個人的には絶対あった方がいいと思います。溜まったホコリはカビや臭いの元になってしまうし、かといってフィルタ掃除機能がないエアコンだと「2週間に1度を目安に」フィルタ掃除をすることとなっています。その手間と時間を検討して選ぶのがいいと思います。
フィルタに溜まったホコリをホコリキャッチャーがかき取って本体左側のダストボックスに集める仕様です。XシリーズとWシリーズに搭載されている共通機能です。
ダストボックスは1年に1度を目安に溜まったホコリを掃除となっています。この「溜まったホコリはどうするの?」という部分については各メーカで対処に差があります。自動排出するタイプ、10年間貯めれるタイプ等。
個人的な感想だとホコリをずっと貯めておくのはなんか抵抗があるので1年に1度くらいなら綺麗にしたいと思いますけどね。溜まったホコリを捨てる手順はこちらです。
フィルタ手動掃除の手順 Dシリーズ
ではフィルタ掃除機能のないDシリーズのお手入れ手順です。
この工程を自身で行うのをどのくらいの手間と考えるかは人によると思います。
実際にいま家にあるエアコンをどのくらいの頻度で掃除しているかを振り返って検討するといいかなと思います。
この中で「直射日光に当てない」とあります。僕も昔、知らなくて日光に当ててたことがあります。
ファンロボ機能(日立オリジナル) Xシリーズ、Wシリーズ
先ほどエアコンで一番汚れるのはエアコンが汚れる最大ポイントはフィルタと熱交換器、あとはファンと排水トレーと紹介しました。
このファンロボはその三番目のファンを綺麗にする機能です。これは日立エアコンだけで「国内唯一」となっていますね。
この円筒形の部分がファンですね。ここでも日立が特許を8件取得しているとのこと。
とするとしばらく日立白くまくんだけの特徴になりそうですね。
カビバスター内部クリーン Xシリーズ(イオン機能付き)、Wシリーズ、Dシリーズ
次はエアコン内部のカビ抑制するための機能です。これは今回紹介した3シリーズ全部に投資されてます。
内部を加熱・乾燥してカビを抑制する機能です。厳密にはXシリーズは加熱・乾燥だけじゃなくイオン放出でさらにカビ抑制を強化しています。さすが上位モデル。
これはXシリーズのカビバスター紹介です。加熱・乾燥だけじゃなくAIセンサーでの見張り、プラズマイオン放出でさらに清潔さを高めています。
こちらはWシリーズ、Dシリーズのカビバスター紹介です。先ほどと比較すると「プラズマイオン」の工程が無くなっていますね。
シリーズごとの清潔機能の違いまとめ
- Xシリーズ・・・凍結洗浄(ヒートプラス)、同合金素材(ウィルス抑制)、フィルタ自動掃除、ファン自動掃除、カビバスター(イオン付き)
- Wシリーズ・・・凍結洗浄(standard)、ステンレス素材、フィルタ自動掃除、ファン自動掃除、カビバスター
- Dシリーズ・・・凍結洗浄(light)、ステンレス素材、カビバスター
冷房と暖房が使えればいいと思ってたけど
やっぱり清潔さにこんなに差があるんなら
迷ってしまいますね。
フィルタ掃除2週間に1度か・・・
うーん。
そうですね。もちろん使用環境によってホコリのたまり具合は
随分違うと思います。それでも通常のリビングなどのエアコンなら
お掃除機能付き以上を選んだ方が満足度が高いと思いますよ。
冷房機能の違い
次は冷房機能の違いです。ただ冷やすだけ、じゃなくやっぱり各シリーズで機能面の違いがありますね。
センサーと組み合わせてどのくらい快適に冷暖房を動かせるかというメーカの技術の見せどころです。
くらしカメラAI Xシリーズ
人を識別して在室時間まで感知するのはすごいですね。帰ってきたばかりで暑い人、ずっと部屋にいて冷えすぎたくない人などに気流をコントロールしてくれます。これは上位モデルXシリーズだけの機能です。
風よけセレクトという機能です。部屋の中の風を当てたくない場所を選んで指定できます。これは暖房の時も指定できます。
健康冷房[涼快] Xシリーズ、Wシリーズ
こちらは健康[涼快]という機能です。これもセンサーとの組み合わせでボタンを押せばあとはおまかせで温度だけじゃなく湿度もコントロールしてくれるのは嬉しいですね。Xシリーズ、Wシリーズに搭載されています。
みはっておやすみ Xシリーズ、Wシリーズ、Dシリーズ
こちらは全シリーズに搭載されている「みはっておやすみ」という機能です。タイマーが切れて室温が上がると「設定温度を控えめにして」自動で再運転してくれるので寝苦しくなくていいですね。
上下左右スイング気流 Xシリーズ、Wシリーズ、Dシリーズ
当たり前と思うかもしれませんが、上下左右へ気流をコントロールしてくれます。
実は風向き制御については、格安モデルエアコンだと上下はともかく左右は「手動で」というモデルが多いです。
今回紹介した格安Dシリーズは珍しく左右スイングもリモコンで制御できるようになっていますね。
外気温50度対応 Xシリーズ、Wシリーズ、Dシリーズ
今回紹介した3シリーズとも外気温50度対応となっています。格安モデルDシリーズでも対応しているのはすごいですね。
冷房機能の違いまとめ
- Xシリーズ・・・くらしカメラAI、風よけセレクト、健康冷房[涼快]、みはっておやすみ、上下左右スイング、50度対応
- Wシリーズ・・・くらしセンサー(人感)、健康冷房[涼快]、みはっておやすみ、上下左右スイング、50度対応
- Dシリーズ・・・くらしセンサー(日射)、みはっておやすみ、上下左右スイング、50度対応
冷房機能だけでも随分違うんですね。
寝室では寝るときに冷えすぎたり暑くなったりして
寝苦しくなるのを避けたいから参考にします。
格安モデルでも左右スイングがついてるのは珍しいのですね。
そうなんです。格安モデルだと大概手動で左右調整必要ですからね。
あとはフィルタ掃除機能の有無など、シリーズごとの価格差によって
あったものを選ぶといいと思います。
暖房機能の違い
次は暖房機能での違いです。これについてもただ暖かいだけじゃなくシリーズによって少しずつ違いがあります。
スピード暖房 Xシリーズ
やっぱり寒い日は早く暖まりたいですね。Xシリーズは他よりもパワフルに、早く暖めます。ちなみに人感センサーと組み合わせているので人のいる方向へ温風を吹き出してくれるようになっています。
つつみこみ暖房 Xシリーズ
こちらも人感センサーと組み合わせての機能です。快適な温度になったら今度は人に風を当てないように、3つのフラップで気流を制御してくれます。風があると同じ気温でも寒く感じちゃいますからね。
温風プラス Xシリーズ
こちらもXシリーズのみの機能です。リモコンで設定すると吹き出す温度を高めた運転を30分間行います。
最高55度となっています。おなじXシリーズでもRAS-X22M・X25M・X28M・X36Mは約50℃ですね。
暖房をその時だけパワフルに運転するボタンは各メーカの上位モデルに搭載されていることが多いです。この性能も各メーカで温度数値の最大値が違ったりするので比較検討になります。
あらかじめ温風 Xシリーズ
冬場にはどうしても霜取り運転が発生してしまいますが、そのときに霜取り運転に入る前に暖気の吹き出し温度をアップして強力運転。霜取り時の室温低下を緩和してくれる機能です。
なんだか部屋が寒くなったぞ?というのを軽減してくれます。これもXシリーズだけに搭載されています。
みはって霜取りS Xシリーズ
冬場の霜取り運転中は部屋が寒くなるからなるべく避けたいですね。上位モデルのXシリーズでは2秒に1回室外機の温度と外気温をチェックします。それによって無駄に霜取り運転に入るのを減らしてくれてます。特にXシリーズは室外熱交換器を2列にしてるので他シリーズより霜取りに入りにくくなっています。
みはって霜取り Wシリーズ、Dシリーズ
必要な時だけ霜取り運転を行うことで、暖房時の快適さを長続きさせます。また、暖房運転を停止させた時に室外機の霜付き状態をチェック。霜が付いていると判断したら霜取り運転を行います。これによって次の暖房スタート時は霜なしでスムーズな立ち上がりです。
これは客観的に見て今の市場にあるエアコンの標準機能になってますね。
シリーズごとの暖房機能まとめ
- Xシリーズ・・・スピード暖房、つつみこみ暖房、温風プラス、あらかじめ温風、みはって霜取りS
- Wシリーズ・・・みはって霜取り
- Dシリーズ・・・みはって霜取り
暖房機能については随分差があるみたいですね。
上位モデルとそれ以外でかなり違いますよね。
この暖房機能についてはハッキリ差が出ちゃいましたね。
冬場に寒い地域にお住まいならXシリーズがいいかと思います。
ちなみにもっと暖房を強力なしたXK、EKというシリーズも
あります。
実売価格・性能・ランニングコスト比較
ではいよいよ今回紹介したそれぞれのシリーズを、畳数ごとに価格比較します。年間電気代も合わせて調査しましたので本体価格だけじゃなくランニングコストも一緒に考えるといいと思います。
エアコンは本体価格だけじゃなく、年間の電気代も
検討するといいのね。冷えればいいと思ってたけど
コスト面で損するとこだったわ。
そうなんです。エアコンはやっぱり10年間は使う家電ですし
省エネモデルとそうでないモデルでは本体価格を逆転するくらい
コスト面が変わってきたりしますよ。
エアコン年間電気代の算出基準はこちら
6畳サイズでの比較
まずは6畳相当のサイズで上位モデルX、中堅モデルW、格安モデルDで比較します。
6畳サイズは2.2kgサイズとも言われるので型番に22という数字が入るのが一般的です。
日立の場合、型番の最後のアルファベットが製造年度を表しているので現行品はMです。Lだと前シーズンモデルですね。
型番 | 楽天価格税込 (2022年6月18日時点) | 年間目安電気代 (円/年) | 冷房能力 (KW) | 暖房能力 KW) | 低温暖房能力 (kw)(外気2度) |
RAS-X22M(上位) | 265,320 | 15,900 | 2.2 | 2.5 | 4.5 |
RAS-W22M(中堅) | 168,300 | 20,500 | 2.2 | 2.5 | 3.0 |
RAS-D22M(格安) | 87,780 | 20,500 | 2.2 | 2.2 | 2.8 |
これらの価格はもちろん変動します。最新価格はそれぞれのサイトにて確認してください。
中堅Wシリーズと格安Dシリーズとの価格差は約8万円という結果でした。
このサイズでは年間電気代の差はあまり出ていませね。
低価格が魅力のDにするか、お掃除機能がついたWにするか?6畳というと寝室や勉強部屋ということが多いです。寝室ということは寝る時間を考えると過ごす時間がかなり長いので清潔なお掃除機能がついた機種を選ぶ方も多いですよ。
Dシリーズはとにかく低価格が魅力。そして格安モデルの中では左右スイングがリモコン制御だったり日立オリジナルの凍結洗浄が搭載されてたりしますので同等の他メーカ格安モデルより魅力的かなと思います。
10畳サイズでの比較
今度は少し大きくなって10畳です。同じように上位モデルX、中堅モデルW、格安モデルDで比較します。
型番の法則としても10畳サイズは2.8kgサイズとも言われるので型番に28という数字が入ります。
型番 | 楽天価格税込 (2022年6月18日時点) | 年間目安電気代 (円/年) | 冷房能力 (KW) | 暖房能力 KW) | 低温暖房能力 (kw)(外気2度) |
RAS-X28M(上位) | 252,280 | 20,500 | 2.8 | 3.6 | 5.5 |
RAS-W28M(中堅) | 187,425 | 26,100 | 2.8 | 3.6 | 3.8 |
RAS-D28M(格安) | 109,250 | 26,100 | 2.8 | 3.6 | 3.4 |
このサイズくらいになると少しずつ年間電気代の差が大きくなってきています。
上位モデルX28Mと中堅モデルW28Mとの価格差が約6万4千円。
それぞれの年間電気代の差が5,600円。とすると11年くらいで価格差に追いつきますね。
その期間ずっと上位モデルは機能満載なので長い目で見て先行投資のような考えで行くか、それとも今現在の価格を優先するか悩みどころですね。
中堅モデルW28Mと格安モデルD28Mとの差は約8万円。これは6畳の時と同じですね。
14畳サイズでの比較
さらに少し大きなサイズにして14畳です。大きめの部屋、リビングなどに使用するケースが増えてくるかなと思います。
型番の法則としては14畳サイズは4.0kgサイズとも言われるので型番に40という数字が入ります。
型番 | 楽天価格税込 (2022年6月18日時点) | 年間目安電気代 (円/年) | 冷房能力 (KW) | 暖房能力 KW) | 低温暖房能力 (kw)(外気2度) |
RAS-X40M(上位) | 314,820 | 28,900 | 4.0 | 5.0 | 8.9 |
RAS-W40M(中堅) | 218,000 | 44,200 | 4.0 | 5.0 | 5.5 |
RAS-D40M(格安) | 142,780 | 44,200 | 4.0 | 5.0 | 5.3 |
同じように比較すると上位モデルX40Mと中堅モデルW40Mとの価格差は約9万6千円。
それぞれの年間電気代の差が15,300円。とすると6年と少しで価格差を逆転しますね。
もちろん価格は変動しますので各サイトで最新価格を確認してください。
もし価格差が縮まっていたらお買い得ですね。
18畳サイズでの比較
今度は18畳サイズです。同じように上位モデルX、中堅W、格安Dで比較します。
型番の法則としては18畳サイズは5.6kgサイズとも言われるので型番に56という数字が入ります。
型番 | 楽天価格税込 (2022年6月18日時点) | 年間目安電気代 (円/年) | 冷房能力 (KW) | 暖房能力 KW) | 低温暖房能力 (kw)(外気2度) |
RAS-X56M(上位) | 305,560 | 45,900 | 5.6 | 6.7 | 8.9 |
RAS-W56M(中堅) | 256,300 | 60,600 | 5.6 | 6.7 | 6.9 |
RAS-D56M(格安) | 179,800 | 60,600 | 5.6 | 6.7 | 6.7 |
同じように価格差と年間電気代を比較してみまS。
上位モデルX56Mと中堅モデルW56Mの本体価格差が約5万円。
それぞれの年間電気代の差が14,700円。となると3年と半年くらいで逆転しますね。
これはもう先行投資の感覚で上位モデルを選んだ方がいいのではないでしょうか。
もちろん価格は変動しますので各サイトで最新価格を確認してください。
もしもっと価格差が縮まっていたら決定的ですね。
23畳サイズ
最後に23畳クラスなのですが、実はこのサイズには中堅Wシリーズと格安Dシリーズは存在しないんです。
なので上位モデルXシリーズだけ紹介します。
ここまでの比較でわかったように、サイズが大きくなると年間電気代の差で本体価格差を逆転してしまうのでおそらく需要の関係かなと思われます。
型番の法則としては23畳サイズは7.1kgサイズとも言われるので型番に71という数字が入ります
型番 | 楽天価格税込 (2022年6月18日時点) | 年間目安電気代 (円/年) | 冷房能力 (KW) | 暖房能力 KW) | 低温暖房能力 (kw)(外気2度) |
RAS-X71M(上位) | 374,220 | 64,000 | 7.1 | 8.5 | 8.9 |
Wシリーズなし | なし | なし | なし | なし | なし |
Dシリーズなし | なし | なし | なし | なし | なし |
たくさん種類があったけど、畳数に応じたサイズで絞って
機能面の差と価格差を比較して選べばいいのね!
なんとなく選び方がわかったわ。
今回は日立白くまくんシリーズの中から
実際に世の中で売れている主力シリーズを3種類厳選して
紹介しました。本体価格は確かに重要な指標ですが
自分が気に入った機能とか電気代も考慮するといいですよ。
まとめ
お疲れ様でした!長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は日立白くまくんシリーズに注目して主力3シリーズの特徴と価格、コスト面での比較を紹介しました。
日立は凍結洗浄という特許をとった内部洗浄が売りなので、特に清潔さを求める方には向いていると思います。
トップクラスの洗浄性能を誇る機能ですが、気温などの環境との兼ね合いがあるのでそれも含めて検討されるといいかなと思います。
もちろん全ての部屋に最上位モデルを設置できたら言うことなしですが、なかなかそうもいきませんよね。予算と合わせて検討して、リビングは◯◯シリーズにしよう!というような選び方をする方が多いです。
納得のいくエアコン選びをしていきましょう。
他にもパナソニックエオリアシリーズ、三菱霧ヶ峰シリーズも調査した特集記事もありますのでよかったら比較検討に使ってください。
2022年モデル【エアコン価格徹底比較】パナソニックエオリア編厳選お勧め3シリーズこちらはパナソニックエオリアシリーズを特集した記事です
2022年モデル【エアコン価格徹底比較】三菱霧ヶ峰編厳選お勧め3シリーズこちらは三菱霧ヶ峰シリーズを特集した記事です
エアコンが冷えない場合に試してみる3つのこと【電気代削減の効果あり】ではまたお得な情報を発信していきますのでまた読んでくださいませ。
ではー